三宅初治商店
三宅初治商店
- みやけはつじしょうてん -
“遊び”はいらない、“真面目”がいい
クラシカルとモダンが融合したワンランク上のビジネスバッグ
生粋の職人だった初代の後を継いだ二代目が手がけるダレスバッグ。
ビジネス・シーンに映える質実なルックスと、
ワンタッチで開く口枠式へのこだわりを守りながら進化を続ける。
理想のダレスは軽くて丈夫
素材選びのプライオリティは軽さ。枠にアルミを使用する分、本体には軽くて強い生地を厳選して使用。さらなる軽量化を目指し、現行のアルミ枠やボール芯材に代わる素材の研究にも余念がない。
ストレスのないスムーズな開閉
「ポンと押したらパッと開く、そんな錠前のダレスが好き」と語る二代目が作るダレスは、ワンタッチで大きく開く“大割れダレス”だ。ビジネス・シーンにおいて重視されるスピード感が、ここにはある。
ワンタッチで大きく開く口枠式。付属の鍵で施錠が可能。口枠周辺の金具はダレスバッグにしかなく、国産の専門メーカーが製造した小さなパーツが精密に配置されている。
(木手大割れダレス:MH5500)
本体素材は敢えてレザーを使用せず、軽さとメンテナンス不要の使いやすさを追求。コーナーを補強し底鋲を打つことで、美しい状態で長く使える工夫を施している。
(アルミ手大割れダレス:MH5508)
継承される技術
バッグ製作に欠かせないのが、“糊貼り”。縫製前の糊貼りは、バッグの強度を上げるためにも重要だ。創業時よりトレン(メイクボックス)を製作していた三宅初治商店には、糊貼りの高い技術があり、それをダレスに応用。アットホームな工場で丁寧に手作りされるがゆえの高品質に疑いの余地はない。
古くて新しい魅力
近年、ヤング・エグゼクティヴを中心にダレスの人気が上がっている。ダレスが持つクラシカルなテイストを維持しながら、素材の組み合わせなどによりモダンな風味も加わって、レトロ・モダンな魅力をアピールすることに成功しているのだ。
豊岡市を流れる円山川の土手沿いに三宅初治商店はあります。やさしい笑顔が印象的な二代目と奥様、ご兄弟を中心にした工場には、所狭しと様々なパーツが並んでいました。手際よくも丁寧に進められていく手作業に思わず見とれてしまいます。二代目は、理想のダレスに話が及ぶと止まりません。肩からかけたり背負ったりするカジュアル・スタイルのビジネスバッグが主流の昨今に「少し寂しさを感じる」と言い、街中や電車の中で従来のダレスを持つ人を見つけては喜んでいるのだ、と笑います。自身がデザインから手がけるダレスに注ぐ情熱は、この先、ダレス愛好家を増やしていくかもしれません。