大割れダレス×革。
当製品に使用している革は、イタリアのタンナー「COPAR」社の牛革・シュリンクレザーを使用している。
シュリンクレザーとは、鞣し加工の際に革表面を収縮させる事で、特徴的なシボ(シワ模様)が出るように加工を施した革。加工によって経年変化は起きにくいが、傷が付きにくく水濡れによるシミ等も付きにくい。
牛革仕様の当製品は、革の裁断から縫製、コバ処理、大割れダレスならではの糊貼り作業まで、熟練の職人が殆ど一人でおこなっている。自然由来の特徴がある革を均一になるよう漉きをかけ、平面やフレームに丁寧に貼り合わせて作られている。経験と緻密さが必要で、まさに職人技。
大割れダレスはパーツも多く貼り作業は手間がかかるため、鞄産地の豊岡でも製造できる企業は、ごくわずかである。さらに革でこの鞄を作ることができる職人は、三宅初治商店でもただ一人である。