直帆布
直帆布
- なおはんぷ -
豊岡鞄唯一の帆布バッグブランド「直帆布」。
細部までこだわり、一点一点きっちり仕上げる。
鞄産地・兵庫県豊岡市でOEMの鞄生産でキャリアを積んだ企業が、
自信を持って送り出すオリジナル帆布ブランド「直帆布(なおはんぷ)」。
日常に寄り添う、シンプルで作りの良い鞄。
リラックスした休日のお出掛けに寄り添うショルダーバッグ、「直帆布(なおはんぷ)」は休日の外出や、ちょっとした小旅行のシーンに愛用したい、とっておきの帆布鞄である。丈夫で味のある帆布、その素材の良さを活かしたシンプルな作りに、ちょっとしたこだわりや気配りが詰まっている。
直帆布ならではの仕上がりと風合い。
直帆布の主要ラインナップは、国産帆布のブランド生地「富士金梅®」のパラフィン(蝋びき)加工された10号帆布を使用している。さらに、生地の段階でワッシャー(洗い)加工を施すことで蝋のアタリを抑えつつ、ナチュラルな風合いのエイジングを楽しむことができる。また、製品に仕上がった段階では張りやコシを残し、使い込むほどに少しずつ柔らかく変化する。シワ感や独特の風合いも直帆布製品ならでは。
長く使っていただく為に。
直帆布ブランドを含む、株式会社ナオトの製品は全て豊岡の自社で縫製し製造されている。OEMを含め、帆布やスクール鞄を長年手掛けて培ったノウハウを発揮し、長く使用できる丈夫な鞄づくりの工夫を細部に施している。例えば直帆布製品には、ホツレのダメージが出ないよう内装には補強テープ、外装には革を巻き、底面や側面など傷みやすい箇所は生地を継ぎ足すなど、見えない部分も含めたディテールの作りに注目いただきたい。
直帆布製品の生地は、MADE IN JAPANブランド「富士金梅®」のパラフィン樹脂加工(石蝋に漬け込む撥水加工方法)を施された10号帆布を使用している。 シャトル織機を使用し時間を掛けて織られた帆布は、耳付き(セルビッチ)なので、縦糸がほつれにくく強度を備え、ふっくらとボリューム感のある自然な風合いの生地に仕上げることができる。また、帆布は丈夫で耐久性や通気性に優れ、吸湿性も備えているため収納物が蒸れにくく鞄にとって最適な素材である。
直帆布製品には、フラップ(かぶせ)付のショルダーバッグが多いが、開閉部は「ヒコーキナスカン」と呼ばれる特徴的な金具を使用している。慣れると容易に開けることができるが、フックで固定されているため落下した拍子に簡単に開かず、簡単に開けられることも無いので防犯面でも安心。革仕様ありきたりではないデザインが個性的で、製品の顔にもなっているこだわりのポイント。
鞄の至るところに、美しく連なるステッチのラインが走る。ポイントの革と組み合わせた、糸の色合いもそれぞれこだわっている。また、帆布本体だけでなく布地のショルダーベルトにもステッチが入っている点に注目。目を調節しながらコトコトとゆっくり時間を掛けて縫うひと手間が、鞄を引き立たせている。また内装は、帆布の色によって異なるテープや糸を使用し、鞄を開けた時の楽しさも考えて作られている。
直帆布を製造する株式会社ナオトの代表・宮下栄司氏自らデザインを書き、ブランドの主要ラインナップを手掛けてきた。父が立ち上げた同社の前身「ナオト商店」時代から鞄づくりを学び「帆布の鞄」「フリーハンドのショルダーバッグ」というこだわりを追求し続けている。
現在は「豊岡鞄(兵庫県鞄工業組合)」のブランド委員長も務め、企画やプロモーションに尽力するなど、とても精力的だ。一方で、直帆布と異なる新たなバッグブランドとして、今後の展開が楽しみな「E+pleasure (イー・プレジャー)」の商品企画に、豊岡の鞄専門校「Artisan School」卒業生を起用するなど、若手職人育成にも積極的。
宮下氏はこう語る、「まず自身で考えてほしい。そこから量産のコスト計算などは私がカバーする。」商品を作る、という難しさを理解しながら、若い職人の発想を大切にされている。宮下氏と社の発展は間違いなく、とても楽しみです。