今日は「メンズ」「ビジネス」をテーマに、
トートバッグの選び方のポイントを幾つかご紹介し、
当SHOPが取り扱うブランド「豊岡鞄®」製品からセレクトして解説します。
ブランド名の「豊岡」とは、兵庫県「豊岡市」の地名です。
豊岡は古くから鞄の生産地として技術を高めてきました。
長く使用できる鞄としての品質の良さは当然の前提として、
こんなポイントが便利・機能的・考えられている等々
トートバッグを選ぶ参考としていただければ嬉しいです。
ポイント①
持っておきたい万能トート 。
シンプル + ちょっとしたこだわり・個性を楽しむ、まさに万能トート。
BERMAS COMMUTE 横型トート天ファスナー
ブランド BERMAS
販売価格 15,400円(税込)
最初にご紹介するアイテムは、
定番人気アイテムのBERMAS コミュートトートです。
メンズOK、レディースOK、通勤OK、通学OK、休日OK。
ビジカジにも合い、スタイル問わず持てるトートは非常に重宝します。
まさに「持っていて損なし」の万能トート。
カラバリも豊富。シーン毎に色を使い分けるのも楽しいかも。
さらに、
肩掛けOK、A4収納、軽い、自立可能、撥水素材、ポケットが多い等、
使い勝手の良い基本性能をしっかり備えています。
何でもこなせる、ユーティリティープレーヤーのような存在ですね。
私が注目するポイントは2つの「外ポケット」です。
オープン仕様でスマホ、2つ折り財布、パスケースほか、イヤホンや
細々した機器類も収納できる、ちょっと大きめサイズ。
サッと取り出せるけど深さもあり安心。抜群の使いやすさです。
加えてこのトートは、”エイジング”。という特徴も備えています。
ハンドルは国産皮革ブランド「栃木レザー」の厚みあるヌメ革を使用。
これが、使うほどに味が出る”エイジングレザー”なんです。
オリジナル開発の本体生地は、10号帆布の表面にPVCを貼り合わせ、
洗い加工を施すことで独特のシワ感とコシを備えています。
このシワ感が他にない個性で、適度にカジュアル感を演出。
使い続けると柔らかく変化し表面の光沢感が増すという、
こちらも、”エイジング”を楽しめる素材です。
ポイント②
収納力抜群のレザートート。
出張や1泊のトラベルにも便利。
2WAY & 2STYLE 変幻自在のレザートート。
豊岡鞄 皮革横トート
ブランド 木和田正昭商店 オリジナルベーシック
販売価格 45,100円(税込)
1泊程度の出張が多い、とにかく書類・荷物が多い、
そんな方にオススメのトートバッグ。
A4ファイルにノートパソコン、小物に衣類まで、
(ウレタンPが無いためPCはケース収納がオススメ)
バッグ1つでまとめて収納できるタップリサイズ。
この鞄の1つ目のポイントは、底マチの広さです。
底マチ(奥行)が約140mmと広く取られているため、
畳んだ衣類や弁当箱等も収めやすい形状になっています。
この鞄は ”舟形” と呼ばれる逆台形になっています。
絶妙と言える、左右各50mmずつ僅かに上がるデザインが、
お洒落で上品な雰囲気を醸し出しています。
また舟形の鞄は、見た目以上の収納力もポイントです。
底面はスクエアになっていますが、
その面積が大きく(約370×140mm)完全自立します。
敢えて、底に固い芯材や底板を入れず軽量化を図り、
柔らかいフォルムになるようデザインされています。
一方で底面の革の周囲をパイピングで補強し、
底鋲を付属する等、革が傷みにくい工夫を施されています。
私の注目ポイントは、前後両面のアオリポケットです。
マグネットホック付で程良く簡単に開け閉めできます。
マチはありませんが、小さめの折りたたみ傘や、
B5ノートがスッポリ収まる大きさ。
鞄が大きいだけに、メインルームのファスナーは開けず、
小物をサッと出し入れできるポケットは重宝します。
特に前胴側は2つの小分けポケットが付いており、
小さいポケットは頻繁に使うカード類やキーケース等の収納、
大きいポケットはスマホ収納にちょうど良いサイズです。
ショルダーベルトも付属。
ハンドルは、ギボシ留めを外すと4段階の長さ調節が可能。
肩掛けもできます。
本体の革は、ベジタブルタンニン鞣しのシュリンクレザーを使用。
オイル仕上げで艶感と程良い柔らかさが特徴です。
ワックス効果で水・汚れ等が付きにくいという特長も。
容量を考慮し、内装は丈夫な綿の生地を使用することで、
少々重たい荷物を収めても破れにくく丈夫です。
ポイント③
PCを持ち運ぶ出張なら。
PC・モバイル機器の収納にピッタリ。
たっぷりサイズで主張にも対応する2WAYトート
Urban Commuter 2WAY TOTE BAG 2 HA
ブランド ベルーフバゲッジ×木和田正昭商店
販売価格 37,400円(税込)
PCを持ち運ぶ出張が多い方にオススメのトートがこちら。
自転車をテーマにしたバッグ等、注目のアイテムを生み出す東京の
バッグブランド、ベルーフバゲッジと豊岡鞄の、
ダブルブランドのコラボレーションシリーズの1つです。
ベルーフバゲッジはリュックの人気モデルが多いですが、
このトートバッグも、ベルーフの鞄の特徴が発揮された、
タフな素材+機能満載のハイスペックな名作です。
まず、ベルーフバゲッジと言えば、
PCと周辺機器を一括収納できる着脱式パネル。
13.3インチまでのノートPCと、タブレット収納想定のウレタン入り
ポケット2段仕様プラス、細々したパーツを一括収納できるポケット
×3のオーガナイザーです。
PCとスマホを持って出張する際、バッテリーやUSB接続の小物類、
イヤホン等をまとめておき、見やすくキッチリ整理できると、
鞄の中も頭もスッキリしますよね。
着脱可で、必要ない時は鞄から外せます。
ハンドル付なので、取り外して持ち出せます。
名刺やペン等のビジネス小物を収めておくのも便利です。
さらに、注目ポイントとして、
外のファスナーポケットがメインルームに通じていて、
中から見ると、ケーブルを通す穴が開いているんです。
(画像は関連の別商品からのイメージです)
どういう事かというと、
バッグ内にモバイルバッテリーを収めた状態で、
ケーブルをポケットから出してスマホに繋げる事ができます。
これは、移動中でも効率良くバッグを使いこなせるよう、
ベルーフのデザイナーさんが工夫を凝らしているのです。
実際に出張となるとバッテリーは気になりますし、
よく考えられていますね。
ベルト装着でショルダー持ちも可能。
荷物が多い移動時でも、ストレスフリーです。
ベルーフのもう一つ大きな特徴は、バッグの強さです。
本体生地「Hollofil AIR™」は摩擦に強く耐久性に優れた最先端の
バリスティックナイロンを使用しています。
さらに、「CORDURA®」という中空糸を使用する事で重さもセーブ。
軽くて強度の高い作りになっています。
十分な収納量、自立可能、キャリーオンスリーブ対応と、
出張に便利な機能も備わっています。
ポイント④
スタイリッシュなデザインを選ぶ。
ここからは、
デザインに優れたビジネストートをご紹介します。
ダレスバッグブランドがデザインした、
こだわりリザート型押しのビジネストート。
YOUTA LIZARD2WAYトート
ブランド YOUTA×木和田正昭商店
販売価格 30,800円(税込)
東京のバッグブランド「YOUTA」と豊岡鞄のコラボシリーズ。
人気のダレスバッグが多数揃っていますが、
ダレスバッグ以外の唯一のアイテムがこのトート。
外装は敢えてレザーではなくPVC(人工合皮)を使用。
見た目には、天然皮革と区別がつかないほど美しいリザード(トカゲ)
のシボ模様が型押しされています。
繊細さとハードな重厚感を兼ね備えた見た目は個性を備え、
存在感を演出します。
それでいて主張が強すぎず、スーツにも溶け込む。
派手さではなく、質の良い大人の雰囲気を醸し出しています。
シルエットの美しさは秀逸。
メンズでもレディースでもスタイリッシュなトート。
<オルダリー> トートバッグ
ブランド ottorossi
販売価格 49,500円(税込)
A4クリアファルまで収納対応と少し小さめですが、
シュリンクレザーを縦長のスマートな形でデザイン。
軽くて、身体に寄り添う持ちやすい工夫が施され、
メンズ・レディース問わず活躍必至のトートです。
オールレザートートにして、わずか800gの軽量。
それでも丈夫で長く使用できるという点は、
豊岡の製造企業ならではの工夫が詰まっています。
負荷が掛かる部分には、内装の芯材をしっかり使用し、
収納量を計算し革は必要以上に厚みを持たせず、
ファスナーも金属を使用せず、女性でもストレスなく
持てる軽さに辿り着きました。
本体外装に使用している「シュリンクレザー」とは、
鞣し加工時に革を特殊な薬品に付け表面を自然に収縮させることで、
シボと呼ばれる細かい模様を作り出された革です。
シュリンクレザーの長所は、
革に傷が付きにくく、細かな傷が目立ちにくい点です。
天然の革には、細かな傷やスジ、シワの特徴がありますが、
この加工によって、特徴が均一で整った見た目になります。
ロスを少なく素材を活用し、見た目には上品な雰囲気と、
柔らかく、しなやかな印象を与えます。
出張やトラベルにも対応する大容量。
圧倒的な存在感の、WHITEレザートート。
CREEZAN JETTER LARGE TOTE
ブランド CREEZAN
販売価格 94,600円(税込)
豊岡鞄の中で、ひと際個性を放つ注目ブランド
「CREEZAN」(クリーザン)の、
トラベルをテーマにホワイトレザーオンリーで展開する
JETTERシリーズの中でラージサイズトートをご紹介します。
「美しい白さ」にこだわり、探し求め選んだ、
イタリア産のホワイトシュリンクレザーを贅沢に使用。
肉厚感を備えつつ程良いソフトな風合いが特徴です。
生産は、徹底して管理された専用工房で作られています。
職人は白衣を纏い白手袋でミシンに向かい、革は勿論、付属の金具に
至るまで、汚れが付着しないよう注意を払い生産されています。
革表面は強撥水加工を施され雨や汚れにも強いです。
ボストンバッグ並の収納力で、キャリー用のストラップも
付属する等、出張バッグとしても活躍します。
長く寄り添う鞄を。
豊岡・柳行李の伝統と特性を受け継ぎ、
こだわりの革と素材で作り上げた逸品。
【GROW 育てる鞄】AGING TOTE
ブランド GROW 育てる鞄
販売価格 79,900円(税込)
最後にご紹介する鞄は、
まさに究極のこだわり。作り手の理想と想いが詰まった、
今注目のブランド「GROW 育てる鞄」のレザートートです。
豊岡に生まれ一度は豊岡を離れたが、家業の鞄作りの魅力を知る
ことで豊岡に戻り、現在は鞄の企画・生産に携わっている
若手職人がこの鞄について、想いを語っています。
「 職人の丁寧な手仕事による、製品を作りたい。 」
「生涯使うことにより革に味が出て愛着を深め、
大事にしていただける一点モノを作りたい。」
デザインの要素の中に、豊岡の地場産業であり、
現代の鞄のルーツとも言われている明治時代からあるコリヤナギで
編み込まれた旅行鞄「柳行李」へのリスペクトが詰まっています。
柳行李は丈夫で壊れにくく、見た目にも美しい。
その編み・格子のデザイン特性を、
革加工の職人技によって、取手の編み込み部分、
胴面のキルティングによる格子柄のデザインで見事に表現しています。
また、丈夫という点では、強度のある芯材を縫い込み、
型崩れし難い工夫を施しています。
そして、この鞄のもう一つの特徴は革素材です。
外装に植物タンニン鞣しのイタリア製上質レザー「アラスカ」の
ダブルショルダ―を使用。使い込むことにより手や体に馴染み、
深みある色合いに変化していく良い革と部位です。
また、 タンニン鞣し特有のエイジングに加え、この革は表面に
ホワイトワックスでコーティングを施されているため、上品なシボに
残ったワックスの陰影が、アラスカの雪山のように美しい姿を現しています。
エイジングの過程で、白い表面が雪解けのように消えていく様が、
この革ならではの深みと楽しみでもあります。
内装生地に使用している蝋引き帆布も経年変化します。
チョークマーク(摩擦で起きる白いスジ)や、徐々に出る色落ちや
シワ感等、愛用いただくほどに、風合いをお楽しみいただけます。
そのほか豊岡鞄には、各ブランドが情熱を込めた、
優れたメンズビジネストートが多数揃っています。
トートバッグカテゴリーページもぜひご参照ください。