(2022年3月5日 第1回)
このブログ記事は、
Toyooka KABAN Artisan Atelier が企画した豊岡鞄認定製品の
オリジナル レザーバッグ「Hamoni ショルダーバッグ Waltz」の
企画から生産に至るまでのエピソードをまとめています。
商品の詳細は、こちらのページをご覧ください。(Artisan 豊岡鞄公式オンラインストア)
次回はこちら 第2回 鞄ができあがるまで
いつも当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
3月に入り、少しずつ暖かくなってきた豊岡です。
今年の冬は雪が多かったので、暖かくなれば鞄を持ってお出掛けに行きたいですね。
さて本題です。
当店では、オープンの2014年からこれまで【Artisan オリジナルブランド】として、
豊岡鞄の製造企業、Artisan Schoolの講師、デザイナーさんなど、
多くの方々と一緒に商品を生み出してきました。
ブランド「A&D27」は、自転車をテーマにしたシリーズや、
特殊樹脂を使用した他にない底鋲をポイントに、
こだわりのシープスキンを使用した「GETA(ジータ)」シリーズ を展開。
発売当初からセンセーショナルを起こすことができました。
「BELCIENTO」は、女性が輝く鞄をテーマに、
産地豊岡が本格的にレディースバッグに取り組みました。
産地としてキャパシティを広げることに成功し、レディースアイテムが中心の
メーカーのブランドが誕生するなど、豊岡に新しい風が吹きました。
2014年のオープンから今年で8年。
豊岡鞄もArtisanも色々なことがありましたが、
2021年夏、Artisanの企画会議で新たな商品開発のプロジェクトが決定しました。
テーマは、
「お客様の声を活かした商品開発」
「作りの良いレザーバッグを生み出す」です。
Artisanは、豊岡の街に店舗を構えています。
お店には、鞄を愛するたくさんのお客様が来店されます。
「豊岡鞄」を長年愛用され、家族で色々な鞄を使ってくださっている方も多く、
嬉しいことに、度々足を運んでくださる方もいらっしゃいます。
豊岡に店舗を構え、鞄メーカーと関りが深いお店の利点を生かして、できることは何か??
一番は、
お客様と製造企業を繋げること。
その役割が大切だと思っています。
こんな鞄が欲しい、こんな鞄があれば嬉しい。
お客様が必要とされている鞄、求められる鞄を商品化したい。
そんな思いをスタッフ全員が持っています。
「作りの良いレザーバッグ」については、
またの機会に書きたいと思います。
鞄の商品化は、スタッフだけでは難しい事ですが、
デザイナーの森田陽子氏に図面を作っていただき指導を受け、
Artisan Schholの講師である竹下嘉寿先生に指摘や意見をいただいた上で、
豊岡鞄認定製造企業、株式会社モリタの革鞄作りを熟知した職人さんと、
打ち合わせを重ね、サンプル作りが進んでいます。
Artisanのスタッフの想いや意見を汲み上げ、
プロフェッショナルの方々がたくさん関わってくださって、
製品になることが楽しみで、ワクワクしています。
上の画像は3rdサンプルになりますが、
悩みぬき選んだ牛革を使用したショルダーバッグです。
鞄正面の、ヒネリ金具がポイントです。
(金具についても、またの機会に詳しく!)
芯材を適度に抑え、鞄の軽さと使いやすさにこだわりました。
サイズ感、ポケットなども考え抜きました。
革は画像のワインに加え、グリーン、キャメルの3色を考えています。
今後、色々なサイズや形違いで広がれば良いなと考えています。
3月下旬に開かれる、豊岡鞄認定審査会の合格が目標です。
認定取得できれば生産に進み、
5月下旬頃にSHOPとオンラインストアでお披露目ができると思います。
使いやすさとデザインの良さ、作りの美しさがピッタリと合致すると、
素晴らしいバッグが生まれると信じています。
生産までの状況や企画の経緯、スタッフの想いなどを、
当ブログやSNSで随時お知らせしたいと思います。
ぜひ、ご期待ください!