豊岡鞄唯一の帆布ブランド「直帆布」人気の秘密。
こんにちは。
Artisan Atelie オンラインストア担当 Minoru Artisanです。
店頭で、お客様と会話させていただくと、
次のようなお声を頂戴することがあります。
「豊岡といえば、革鞄のイメージだったけど、
いろんな種類の素材で鞄が作られてるんですね。」
また、初めて会った人と話をしていると、
「豊岡って、確か革の鞄が有名ですよね。」
こんなイメージを持たれている事、よくあります。
確かに革の鞄もたくさん作られていますが、全体の中の割合では、決して高くありません。
むしろ革に拘らず、最新の高機能素材、撥水素材、丈夫で長持ちする生地、質感が特徴的、
デザインが個性的な生地など、各製造企業が試行錯誤を繰り返し、鞄に合った素材を選んで
作られています。
今日は、豊岡鞄®認定企業の株式会社ナオトが製造する、
豊岡鞄で唯一の帆布鞄専門ブランド
「直帆布(なおはんぷ)」について書きたいと思います。
直帆布の本体生地は、
厚さ10号サイズのパラフィン(ロウびき)帆布を、
後からワッシャー(洗い)加工を施されています。
洗い加工しているので、加工前と比べると、
パラフィンならではの水弾き・撥水性は落ちてしまいますが、
その代わりに独特の色味・風合いが出ます。
画像をご覧ください。
パラフィン加工を施した生地の特徴である、
チョークマークというロウが浮いた白いスジ、
(黒の帆布で敢えて解りやすく写しています)
このチョークマークが、パラフィン帆布の醍醐味。
生地が強く擦れたり、折れたりすることで変化、
使い込むほど良い感じに個性・味となります。
洗い加工を施していますので、ロウのアタリが出過ぎず、
仕上がりの感じも程良い柔らかさになっています。
また、生地には独特の細かいシワがありますが、
このシワの表情・風合いが、直帆布の鞄の最大の特長だと思います。
ヴィンテージ感が増す、直帆布ショルダーのエイジング。
ここからは、
私が使用している NEH-001 「直帆布SD」のブラックをご紹介します。
毎日ではありませんが、もう2年半~3年程でしょうか、
休日のちょっとした外出時によく使用しています。
絶妙なユーズド感、ヴィンテージ感が出て、
とても気に入っているんです。
使い初めに比べ、生地は柔らかくなっていますが、
底面や前面など、重ねて縫われているところは、しっかりしています。
使わない時は、型崩れしないように、
軽く物を詰めたりしていましたが、
生地は張りがあるので、あまり気にする必要は無さそうです。
帆布の色落ちについてですが、
使用して数ヶ月、部分的に色が落ちたかな、
と思っていたのですが、月日が経つにつれて、
全体に馴染んでいき、違和感が無くなりました。
染色した帆布は、どうしても多少色落ちします。
直帆布の生地はロウ引きの撥水効果と、
生地をワンウオッシュしているので、
急激で極端な色落ちはありませんが、
ロウは少しずつ落ちていきますし、
濡らし続けていると色は抜けていきます。
何も気にせずに使ってきましたが、
今の感じが気に入っているので、これからは、
雨が降りそうな時は使用しないようにします。
ポケットや仕切りが多いので、カードやキーの他、
コンタクトレンズのケースや薬など、
失くしそうな細々した小物を分けて収納できて
とても重宝します。
スマートフォン、長財布、ペットボトルに、
ハードカバーの本もラクラク入ります。
マチがしっかりで、見た目以上の収納力。
ちょっとした外出には十分のサイズです。
ファスナー+フラップに金具がついているので、
自転車利用にも最適です。
お気に入りの直帆布SDと。
まだまだこれからも、長く愛用したいと思います。
こちらもぜひご覧ください。
https://shop.artisan-atelier.net/c/bag/brand_bag/naohanpu
(直帆布ブランドページ)