(2022年9月12日 第9回・最終回)
このブログは、
Toyooka KABAN Artisan Atelier が企画した豊岡鞄認定製品の
オリジナル レザーバッグ「Hamoni ショルダーバッグ Waltz」の
企画から生産に至るまでのエピソードをまとめています。
商品の詳細は、こちらのページをご覧ください。(Artisan 豊岡鞄公式オンラインストア)
前回はこちら 第8回 Hamoni Waltz 遂に!!!
みなさまこんにちは。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
心待ちにしていた鞄「Hamoni」のお話。
今回はSHOPスタッフ「I」が、このブログを担当いたします。
朝晩涼しくなり、日々のふとした瞬間に秋の気配を感じるようになってきましたね。
夏の過酷な暑さを乗り越えたからでしょうか。
秋はどこかに出かけたり、何か新しいことにチャレンジしてみよう。
そんな気持ちにさせてくれる季節です。季節の楽しみ方はそれぞれですが、
季節の中でも秋が一番好きという方も多いのではないでしょうか。
美味しいものいっぱいですし(o^―^o)
先月、「Hamoni」が発売したタイミングでご来店くださったご家族がいらっしゃいました。
前回ご来店時、店頭に並んでいたサンプルのワインカラーを手に取って見てくださっていたお客様。
その時も購入したいと言ってくださったにもかかわらず、発売時期が未定の状態でした。
お客様は滋賀県にお住まいで遠方からお越しくださっていたのに、SNSやオンラインストアなどで
ご確認くださいとしか、お伝えすることができませんでした。
それがなんと豊岡まで車で1時間くらいの所に引っ越して来られたそうで、
そろそろ発売してたらいいな~と「Hamoni」をわざわざ見に来てくださったんです。
SNSは一切チェックされていなかったそうで、本当に偶然ご来店されたと聞いてびっくりしました。
グリーンが仕上がっている事も感激してくださり、
こんな運命的な出会いがあるんだなと私自身も驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。
キャメル、グリーン、ワイン3色とも、どの色も良いと鏡で何度も合わされ、
ご家族と一緒にこの色はどう?こっちの色だとどうかな?と、
何度も確かめて相談されてる姿も楽しそうでした。
悩まれた末、グリーンを選ばれました。
見た目もサイズ感も程よい。
違和感のないユニセックスなハンサムさが良い。
鞄はそんなに沢山買うものではないから、
しっかりとココロにビビッと響いたものだけをお迎えしたい。
選ぶ時は慎重に。
ずっと使っていても飽きのこないもの、
永く愛せるものを。
私が接客の際、大切にしていることは、
一度手に取っていただき、お客様自身の手で確かめていただくことです。
その素材でしか感じられない風合いや着け心地、内装の作りや作り手の配慮など、
細やかなところまで確かめていただきたい。
その上で自分に合っていると感じた方に、お使いいただきたいと思っています。
自分で納得して買ったものが、明日のワクワクに繋がったり、
日々使い続ける中で自分にとって使いやすく、良いなと思えるものであったら嬉しい。
またそのようなお話をお客様自身から教えていただく事も多々あり、私たちはもっと嬉しくなります。
実際に使ってくださっているお客様だけにしかわからないことがあると思いますし、
使い続けることでわかることがあると思います。
良いところも、困っている事も、ぜーんぶ含めて教えて欲しい。
ご来店くださった方々は、一人一人いろんな思いを持って鞄を探し求めておられます。
私にできるお手伝いが何かありますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。